~成功するまでのリアルな数字とは?~
目次
はじめに:メンズエステ開業は「想像以上にシビア」
近年、メンズエステ業界は注目度が高まっており、個人事業主や法人が続々と新規参入を果たしています。しかし、開業のしやすさとは裏腹に「続かないお店」が多いのも事実。特に2024年~2025年の風営法改正や健全化の流れにより、開業当初から明確なビジョンと戦略、そしてリアルな資金計画と回収戦略がなければ、短期間での撤退も珍しくありません。
本記事では、開業に必要な資金の内訳・費用相場・投資回収までの道筋・成功までの具体的な数字を、現場の声を交えながら丁寧に解説します。
【1】メンズエステ開業に必要な資金とは?
初期費用の内訳一覧(2025年版)
項目 | 費用相場(都内) | コメント |
---|---|---|
物件取得費(敷金・礼金・仲介料) | 約80~150万円 | 2LDK以上で探すのが主流。保証会社の利用もあり。 |
内装費(リフォーム・美装・装飾) | 約30~100万円 | 壁紙・照明・マットスペース確保など。こだわるほど高額に。 |
備品類(マット・タオル・オイル等) | 約20~50万円 | 高品質な備品を揃えると信頼感アップ。 |
人材採用・研修費 | 約20~50万円 | 求人掲載費・面接交通費・研修モデル費なども必要。 |
消耗品・衛生用品 | 約5~10万円 | ペーパー類・洗剤・マスク・除菌剤など。 |
宣伝広告費(オープン時) | 約10~50万円 | 風俗営業許可が不要でも、広告出稿は厳選が必要。 |
システム費(電話代行、予約管理) | 約10~30万円 | キャスカンなどの導入必須。電話代行も外注が安定。 |
その他雑費 | 約5~10万円 | 開業届・法人登記・税理士初期相談など。 |
▶合計初期投資額:最低でも約200万~400万円が必要
これらはあくまで「必要最小限」で、立地や内装のこだわり、広告戦略次第では500万円以上かかるケースもあります。
【2】月間運営コストとランニング費用の現実
開業後、最も見落とされがちなのが「運転資金の確保」です。以下は都内1店舗(セラピスト数5名体制)の例です。
月間固定費の内訳
項目 | 費用目安 | コメント |
家賃 | 約10~30万円 | ワンルーム複数部屋使用が多い |
水道光熱費 | 約3~5万円 | シャワーの使用頻度が高くコスト増加傾向 |
タオル洗濯 or リネン業者費用 | 約5~8万円 | 自社洗濯機 or リネン業者利用でコスト差大 |
電話代行・システム利用料 | 約5万円前後 | 予約管理を外注すると効率アップ |
広告宣伝費(継続出稿) | 約10~20万円 | ターゲットに合う媒体選定が重要 |
雑費・消耗品・交通費等 | 約3~5万円 | 地味に月を重ねると大きな出費に |
セラピスト報酬(歩合) | 売上の50~60% | 1人あたり月20~40万円前後支給が目安 |
▶合計:月40~70万円以上の運営資金が必要
【3】売上の構造と利益モデル
では実際、どのくらいの売上があれば黒字化できるのか?
売上シミュレーション(1日3本施術×3人シフトの場合)
項目 | 内容 |
施術本数(1日) | 9本(3人×3本) |
平均単価 | 90分 15,000円 |
1日売上 | 135,000円 |
月間稼働日数 | 26日 |
月商 | 135,000円×26日=3,510,000円 |
セラピスト報酬(55%) | 約1,930,500円 |
粗利益 | 約1,580,000円 |
ここから家賃やシステム費を引いて月70~100万円の利益が確保できる計算です。ただし、これは稼働率が高い場合で、閑散期や予約未達成時は赤字化もあり得ます。
【4】資金回収のリアルな目安期間
投資額 | 月間純利益 | 回収目安期間 |
300万円 | 70万円 | 約4.3ヶ月 |
400万円 | 60万円 | 約6.6ヶ月 |
500万円 | 50万円 | 約10ヶ月 |
成功ラインは半年以内に黒字化&キャッシュ回収ができるかどうかが鍵。これができなければ「出血状態の延命」となり、広告や求人にも余力が残りません。
【5】失敗しないための資金戦略と運営ポイント
✅ 1. 「半年分の運転資金」を開業資金に含める
→ 逆境時でも耐えられる体力を確保することが長期経営のポイント。
✅ 2. キャッシュフローを管理する
→ 売上に浮かれて浪費しない。税理士や経理ソフトを活用。
✅ 3. 固定費は極限まで抑える
→ 物件は“アクセスの良い築古”などコスパ重視で。
✅ 4. 外注をうまく使う(電話代行、Web予約、タオル業者)
→ 人件費削減と品質安定化を同時に実現。
✅ 5. 回収までのKPI(予約数・単価・指名率)を明確に
→ 1人あたり月40本以上、単価15,000円以上をキープしたい。
【6】具体例で見る「成功したメンズエステの資金戦略」
例:A店(23区内/セラピスト5名/2LDK)
内容 | 数値 |
初期費用総額 | 約350万円 |
回収期間 | 約5ヶ月で黒字化 |
月商 | 約300万円前後 |
人件費以外の固定費 | 約50万円程度 |
黒字化後の施策 | セラピスト育成強化/エリア出店へ展開中 |
▶成功要因:オーナーが現場に入り、予約管理や面接もすべてチェック。数字と実務の両立がカギ。
【7】開業時に気をつけたい「落とし穴」
- ✅ リネン費用を甘く見ていた(予想の2倍以上になることも)
- ✅ セラピストの退職による急な稼働ダウン
- ✅ オープン広告が当たらず「スタートダッシュ失敗」
- ✅ 価格競争で値下げ → 粗利崩壊
- ✅ 融資を引っ張ったが、早期に返済始まり資金ショート
【8】回収後にやるべき“次の一手”
- ▶ 指名本数を増やす仕組み化(LINE運用、口コミ管理)
- ▶ 新人研修制度強化(講習モデル導入)
- ▶ エリア拡大 or フランチャイズ化
- ▶ 高単価コースの設計(180分コースなど)
【9】まとめ:メンズエステは“資金×仕組み”で勝つ時代
「簡単に稼げる」と思われがちなメンズエステ業界。しかし実態は、資金管理・人材育成・広告運用・仕組み構築の全てを同時に動かす必要がある“複合経営”です。
成功するオーナーは、初期段階から現実を見据え、無駄を削り、数字を追い、店舗の“育成”を大切にしています。
あなたの店舗が、健全かつ安定した利益を生み出す存在となることを願っております。
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