メンズエステを経営するうえで、セラピストの掛け持ちを認めるべきかどうかは、店舗によって判断が分かれる問題です。
「ほかの店舗でも働いているセラピストを採用してよいのか」
「同じエリアの競合店との掛け持ちは避けてほしい」
「掛け持ちを禁止すると応募者が減ってしまうのでは?」
「別のエリアなら掛け持ちを認めても問題ない?」
こうした疑問を持つ店舗オーナー様もいるのではないでしょうか。
メンズエステ業界では、複数の店舗で働くセラピストもいます。一方、店舗側にとっては、競合店との関係や出勤管理、顧客情報の取り扱いなど、掛け持ちに伴う懸念もあります。
そこで一つの考え方となるのが、同じエリアの競合店との掛け持ちは制限し、異なるエリアでの掛け持ちは認めるという運用です。
この考え方には、店舗側だけでなく、セラピスト本人にとっても合理的な理由があります。
例えば、同じエリアの2店舗に在籍していることをお客様が知った場合、料金の安い店舗へ予約が流れる可能性があります。
その結果、店舗が売上を失うだけでなく、セラピスト本人の報酬が減ってしまうことも考えられるのです。
ただし、掛け持ちに関するルールは、すべての店舗に共通するものではありません。また、制限の有効性は契約形態や具体的な条件によって異なります。
重要なのは、単純に掛け持ちを禁止することではなく、店舗とセラピストの双方にとって、どのような働き方が合理的なのかを考えることです。
本記事では、メンズエステの掛け持ちをめぐる店舗側の懸念、セラピスト本人への影響、エリア別のルール、採用や出勤管理への影響、契約上の注意点まで詳しく解説します。
1.メンズエステの掛け持ちとは?
複数の店舗に在籍して働くこと
メンズエステにおける掛け持ちとは、1人のセラピストが複数の店舗で働くことを指します。
例えば、平日はA店、週末はB店に出勤する場合や、曜日によって異なる店舗に出勤する場合などです。
同じ地域の店舗を掛け持ちするケースもあれば、離れたエリアの店舗で働くケースもあります。
掛け持ちをする理由は人によって異なります。
- 収入機会を増やしたい
- 1店舗だけでは希望する出勤日数を確保できない
- 店舗ごとの集客状況を比較したい
- 異なるエリアで働きたい
- 自分に合う店舗を探したい
このように、掛け持ちはセラピストにとって働き方の選択肢の一つです。
店舗側が掛け持ちを気にする理由
店舗オーナーが掛け持ちを懸念する理由は、単に「ほかの店舗で働いてほしくない」という感情だけではありません。
同じエリアの競合店にも在籍している場合、お客様が料金やサービス内容を比較しやすくなります。
また、出勤予定の調整や、店舗が管理する顧客情報の取り扱いについても考慮する必要があります。
ただし、掛け持ちをしているからといって、必ずトラブルが発生するわけではありません。
実際に生じる問題と、店舗側の漠然とした不安は分けて考えることが大切です。
2.同じエリアの掛け持ちを制限する理由
競合店同士でお客様が比較しやすくなる
同じエリアのメンズエステを掛け持ちしている場合、お客様が複数店舗の料金やサービス内容を比較しやすくなります。
例えば、同じセラピストが徒歩圏内のA店とB店に在籍している場合を考えてみましょう。
A店の90分コースが18,000円、B店が15,000円であれば、お客様が料金の安いB店を選ぶ可能性があります。
もちろん、実際には指名料や予約の取りやすさ、店舗の雰囲気なども判断材料になります。
それでも、同じエリアで同じセラピストが働いている場合、店舗間の価格比較が起こりやすくなることは考えられます。
店舗独自の集客努力が他店にも影響する可能性
店舗は、セラピストの写真撮影やプロフィール作成、広告掲載、SNSでの告知などに時間と費用をかけています。
こうした活動によってセラピストの認知度が高まった場合、その効果が本人の別の勤務先にも及ぶ可能性があります。
例えば、A店の広告をきっかけにセラピストを知ったお客様が、同じセラピストのB店への在籍を見つけ、B店で予約するケースです。
店舗としては、自店が負担した広告費によって生まれた予約機会が、競合店に流れることになります。
ただし、セラピストの人気や指名客は、本人の接客や努力によって築かれる部分も大きいものです。
そのため、店舗が広告費を負担しているからといって、セラピストの活動全体を自由に制限できるわけではありません。
店舗の投資とセラピスト本人の働き方の双方を尊重する必要があります。
同じエリアでは出勤先の競合が起こりやすい
同じエリアの店舗を掛け持ちしている場合、繁忙日や人気の時間帯に出勤希望が重なることもあります。
例えば、金曜日の夜にA店とB店の両方から出勤を求められた場合、セラピストはどちらかを選ぶ必要があります。
店舗側としては、期待していた時間帯に出勤してもらえない可能性があります。
もっとも、出勤希望が重なる問題は、異なるエリアの掛け持ちでも発生し得ます。
したがって、同じエリアかどうかだけでなく、出勤予定の確定方法を整えることも重要です。
3.同じエリアの掛け持ちはセラピスト本人にも不利になる可能性がある
同じエリアで複数のメンズエステ店舗を掛け持ちすることは、店舗側だけでなく、セラピスト本人にとってもデメリットになる場合があります。
お客様が料金の安い店舗へ流れる可能性がある
例えば、同じセラピストが近隣のA店とB店に在籍しており、A店の90分コースが18,000円、B店が15,000円だったとします。
お客様が両店舗への在籍に気付いた場合、「同じセラピストに施術してもらえるなら、料金の安い店舗で予約したい」と考える可能性があります。
その結果、これまでA店で指名していたお客様が、B店へ予約先を変更することも考えられます。
これは、A店にとって予約機会を失うだけでなく、セラピスト本人にとっても必ずしも望ましい結果とは限りません。
安い店舗で予約されると手取りが減る場合もある
ここで注意したいのが、お客様が支払う料金と、セラピストが受け取る報酬は必ずしも同じ割合で変動するわけではないという点です。
例えば、以下のような報酬条件だった場合を考えてみましょう。
| A店 | B店 | |
| 90分コース料金 | 18,000円 | 15,000円 |
| セラピストへのコースバック | 10,000円 | 8,000円 |
| お客様の支払額の差 | — | 3,000円安い |
| セラピストの報酬差 | — | 2,000円少ない |
※金額は説明用の仮定であり、実際の店舗の料金・報酬を示すものではありません。指名料やオプション料金などは含んでいません。
この場合、お客様が安いB店を選ぶことで、セラピストのコースバックは2,000円少なくなります。
仮に、もともとA店で指名していたお客様5人がB店へ予約先を変更した場合、同じ5件の施術でもコースバックの合計は10,000円少なくなる計算です。
もちろん、料金の安い店舗の方がバック率が高いケースもあるため、一概に安い店舗で働く方が損とはいえません。
しかし、同じエリアで掛け持ちしていることがお客様に知られると、セラピスト自身が意図しない形で予約先を比較され、選ばれる可能性があります。
指名客が増えても収入が増えるとは限らない
掛け持ち先を増やせば、予約を受けられる場所が増えるため、収入機会が広がる可能性があります。
一方で、同じエリアの店舗を掛け持ちしている場合、もともと高い報酬を得られていた店舗から、報酬の低い店舗へ指名客が移動することも考えられます。
その場合、施術件数が変わらなくても、総収入が減少する可能性があります。
掛け持ち先を増やすことが、必ずしも収入の増加につながるとは限らないのです。
同じエリアでの掛け持ちを避けることは自分の収入を守ることにもつながる
同じエリアの掛け持ちを避けることは、店舗側の利益を守るためだけではありません。
セラピスト本人にとっても、指名客が料金だけで予約先を変更するリスクを抑えることにつながります。
そのため、同じエリアでの掛け持ちを制限するという考え方には、店舗とセラピスト双方の利益を守るという側面があります。
ただし、制限を設ける際には、契約形態や条件の合理性を十分に確認する必要があります。
4.違うエリアなら掛け持ちを認めるメリット
直接的な競合を避けやすい
例えば、都内のあるエリアと、離れた別のエリアで働く場合を考えてみましょう。
両店舗の商圏や利用客が大きく異なれば、同じエリアで掛け持ちする場合と比べて、直接的な競合が起こりにくい可能性があります。
もちろん、メンズエステのお客様が必ず近隣店舗だけを利用するとは限りません。
特定のセラピストを目的に遠方まで足を運ぶお客様もいるため、エリアが違えば競合関係が完全になくなるわけではありません。
それでも、商圏の重なりを考慮することには一定の合理性があります。
採用できるセラピストの幅が広がる
掛け持ちを全面禁止すると、すでに別店舗で働いている経験者が応募を見送る可能性があります。
一方、別エリアでの掛け持ちを認めれば、働き方の選択肢が広がります。
例えば、平日は自宅近くの店舗、週末は別のエリアの店舗で働きたいという希望にも対応しやすくなります。
特に経験者を採用したい店舗にとって、応募条件を必要以上に厳しくしないことは重要です。
セラピストが収入機会を確保しやすい
セラピストにとって、掛け持ちは収入を安定させるための選択肢になる場合があります。
例えば、1店舗だけでは希望する日数や時間帯に出勤できない場合でも、別店舗で働くことで収入機会を増やせる可能性があります。
店舗側が十分な出勤枠や予約を確保できない状況で、掛け持ちだけを禁止すれば、セラピストにとって働きにくい条件になりかねません。
そのため、店舗の都合だけでなく、セラピストが働くメリットも考慮する必要があります。
5.掛け持ち全面禁止は本当に店舗のためになる?
応募者が減る可能性がある
掛け持ちを禁止することで、店舗への所属意識を高めたいと考えるオーナー様もいるでしょう。
しかし、掛け持ち禁止を採用条件にすると、応募できるセラピストの範囲が狭くなる可能性があります。
特に、すでにほかの店舗で働いている経験者にとっては、大きな判断材料になります。
そのため、掛け持ち禁止によって得られるメリットと、採用機会を失う可能性を比較することが重要です。
専属で働くメリットを用意できているか
店舗が専属での勤務を希望するのであれば、セラピストにとっても専属で働く理由が必要です。
例えば、安定した出勤枠を確保できることや、集客力があり予約を獲得しやすいことなどが考えられます。
もちろん、予約件数や収入を保証できない場合に、保証があるかのような説明をしてはいけません。
重要なのは、掛け持ちを禁止すること自体ではなく、セラピストがその店舗を優先して働きたいと思える環境を整えることです。
掛け持ち禁止でも出勤が増えるとは限らない
掛け持ちを禁止すれば、セラピストが自店に多く出勤してくれるとは限りません。
例えば、本人が週2日の勤務を希望している場合、掛け持ちを禁止しても週5日出勤するようになるわけではありません。
出勤人数や稼働率を改善したいのであれば、掛け持ちの有無だけでなく、出勤希望や予約状況を確認する必要があります。
6.「別エリアならOK」のルールはどう決める?
エリアの範囲を明確にする
別エリアでの掛け持ちを認める場合、最初に決めたいのがエリアの範囲です。
例えば、「同じ市区町村は禁止」とするのか、「同じ駅周辺は禁止」とするのかによって、対象となる店舗は変わります。
ただし、行政上の区分だけで実際の商圏が決まるわけではありません。
隣接する駅同士でも利用客が重なる場合があれば、同じ市区町村でも商圏が異なる場合があります。
そのため、店舗の立地や競合関係を踏まえて検討することが大切です。
一律の距離制限が適切とは限らない
「店舗から何キロ以内は禁止」というルールは、わかりやすい反面、実際の商圏と一致しない場合があります。
交通の便がよい都市部と、車での移動が中心となる地域では、お客様の移動範囲も異なるでしょう。
そのため、距離だけでなく、駅や路線、店舗の客層なども参考にする必要があります。
ルールを後から変更する場合は慎重に
入店時には掛け持ちを認めていたのに、突然禁止へ変更する場合、セラピストとの間でトラブルが生じる可能性があります。
特に、すでに別店舗で働いているセラピストに対して、新たな制限を設ける場合は注意が必要です。
変更の目的や範囲を明確にし、契約内容や法的な妥当性を確認したうえで、丁寧に説明することが重要です。
7.掛け持ちと出勤管理は別の問題として考える
掛け持ちしていても出勤が安定する人はいる
複数店舗で働いていても、事前に出勤予定を確定し、約束した日時に安定して出勤するセラピストもいます。
反対に、掛け持ちをしていなくても、出勤予定が直前まで決まらないケースはあります。
そのため、掛け持ちの有無だけで勤務の安定性を判断するのは適切ではありません。
出勤確定後の変更ルールを整える
店舗として重要なのは、確定した出勤予定をどのように管理するかです。
例えば、出勤予定をいつまでに提出するか、変更が必要な場合はどのように連絡するかを明確にしておく方法があります。
ただし、体調不良ややむを得ない事情への対応も必要です。
契約形態に応じた適切なルールを設けましょう。
予約が入っている場合の対応を明確にする
出勤予定が変更になった場合、すでに予約しているお客様への案内が必要になることがあります。
こうした場面では、掛け持ちの有無に関係なく、店舗側の予約管理が重要です。
予約の変更やキャンセルが必要になった場合の対応手順を整えておきましょう。
8.掛け持ちで注意したい顧客情報と店舗情報の管理
顧客情報の持ち出しは別の問題
掛け持ちを認める場合でも、店舗が管理する顧客情報の取り扱いには注意が必要です。
例えば、予約履歴や連絡先などを、店舗の許可なく別の勤務先で利用することは問題になり得ます。
ただし、顧客情報の管理と、セラピスト本人が築いた人間関係や一般的な営業活動は、必ずしも同じものではありません。
店舗が保護するべき情報の範囲を明確にし、必要に応じて専門家に確認しましょう。
店舗の内部情報を適切に管理する
広告運用の詳細や非公開の売上情報、顧客管理の仕組みなど、店舗が外部に公開していない情報についても、取り扱いを明確にする必要があります。
ただし、何でも秘密情報として広く制限できるわけではありません。
秘密として管理する必要がある情報を整理し、適切な取り扱い方法を定めることが重要です。
SNS運用も整理しておく
セラピストが複数店舗で働く場合、SNSでどのように出勤情報を発信するかも確認しておきたいポイントです。
例えば、店舗専用アカウントと個人アカウントでは、運用方針が異なる場合があります。
店舗が管理するアカウントの権限や、写真・文章の利用範囲について、事前に確認しておくとよいでしょう。
9.掛け持ち禁止のルールに法的な問題はない?
掛け持ちを制限する際には、契約形態に注意する必要があります。
雇用契約の場合
雇用されている労働者の副業・兼業を一律に禁止することには、法的な制約があります。
厚生労働省の副業・兼業に関するガイドラインなどでは、原則として副業・兼業を認める方向が示されており、労務提供上の支障や秘密漏えいなど、具体的な事情を踏まえて判断する必要があります。
そのため、雇用契約のセラピストに対して、合理的な理由なく広範囲の掛け持ち禁止を設けることは慎重に検討するべきです。
業務委託契約の場合
業務委託契約であっても、掛け持ち禁止の条項を設ければ必ず有効になるわけではありません。
制限する目的や範囲、期間、セラピストの事業活動への影響などによって、妥当性の判断は異なります。
また、契約書に業務委託と記載されていても、実際の働き方によっては労働者性が問題になる場合があります。
そのため、店舗が独自の掛け持ち制限を設ける場合は、契約形態と実態を確認し、必要に応じて弁護士や社会保険労務士などの専門家に相談することが望ましいでしょう。
10.掛け持ちを認める店舗が整えておきたい運営体制
採用時に条件を明確に伝える
掛け持ちに関するルールは、採用後ではなく、応募や面接の段階で説明しておくことが重要です。
例えば、別エリアでの掛け持ちを認める場合は、その条件を明確に伝えましょう。
曖昧な説明は、入店後の認識の違いにつながる可能性があります。
必要以上の情報を求めない
掛け持ち状況を確認する際は、店舗運営上必要な範囲にとどめることが大切です。
ほかの勤務先の売上や顧客情報など、関係のない情報まで求める必要はありません。
個人情報の取り扱いにも配慮しましょう。
ルールは全員にわかりやすくする
同じ条件なのに、セラピストによって掛け持ちの可否が異なると、不公平感が生まれる可能性があります。
個別の事情に応じた判断が必要な場合でも、その基準を整理しておくことが重要です。
ルールを定期的に見直す
店舗の出店エリアや競合状況、採用状況が変化すれば、掛け持ちに関する考え方も見直す必要があるかもしれません。
一度決めたルールを絶対視するのではなく、実際の運営状況に合っているかを確認しましょう。
11.掛け持ち禁止よりも重要なのは「選ばれる店舗」になること
セラピストが複数の店舗で働く理由の一つには、よりよい収入や働き方を求める気持ちがあります。
そのため、掛け持ちを制限するだけでは、店舗への定着につながらない可能性があります。
むしろ、セラピストが自店を優先して出勤したいと感じる環境を整えることが重要です。
例えば、予約受付が丁寧であること、出勤情報の更新が早いこと、広告運用が適切であることなどは、店舗運営の質に関わります。
また、報酬条件が明確で、セラピストとのコミュニケーションが円滑であることも大切です。
掛け持ちを認めるかどうかというルールだけでなく、セラピストから働く場所として選ばれる店舗になっているかを考える必要があります。
12.メンズエステの掛け持ちに関するよくある質問【FAQ20選】
Q1.メンズエステの掛け持ちは一般的ですか?
複数店舗で働くセラピストはいますが、掛け持ちの可否や条件は店舗によって異なります。
Q2.掛け持ちを全面禁止するべきですか?
一律に判断するのではなく、店舗の事情や採用への影響、契約上の問題を考慮する必要があります。
Q3.同じエリアの掛け持ちを制限する理由は何ですか?
競合店同士でお客様が比較しやすくなることや、商圏が重なることなどが理由として考えられます。
Q4.別エリアなら掛け持ちを認めてもよいですか?
商圏の重なりが小さい場合は認めるという運用も考えられます。ただし、契約内容や具体的な条件の確認が必要です。
Q5.何キロ離れていれば掛け持ちを認められますか?
一律の基準はありません。店舗の立地や商圏などを考慮する必要があります。
Q6.同じエリアの掛け持ちはセラピスト本人にもデメリットがありますか?
あります。お客様が料金の安い店舗へ予約先を変更した場合、報酬条件によってはセラピスト本人の手取りが減る可能性があります。
Q7.掛け持ち先を増やせば収入も増えますか?
必ずしも増えるわけではありません。予約件数だけでなく、店舗ごとのコースバックや指名料などによって収入が変わります。
Q8.掛け持ちを認めると店舗の売上が減りますか?
必ずしも減るわけではありません。店舗の集客力や出勤状況などによって異なります。
Q9.掛け持ち禁止にすると出勤が増えますか?
必ずしもそうではありません。本人の希望する勤務日数や時間帯によって異なります。
Q10.掛け持ちを認めると採用に有利ですか?
応募条件の幅が広がる可能性がありますが、採用成果は報酬や集客力などにも左右されます。
Q11.同じエリアでも掛け持ちを認める店舗はありますか?
店舗によって方針が異なるため、認める場合も考えられます。
Q12.掛け持ちをしていることを申告してもらうべきですか?
店舗運営上の必要性や契約形態を踏まえ、合理的な範囲で確認することが大切です。
Q13.掛け持ち先の店舗名まで確認する必要がありますか?
制限の目的や必要性によって異なります。必要以上の情報収集は避けましょう。
Q14.掛け持ちを理由に採用を断ってもよいですか?
採用判断には一定の裁量がありますが、契約形態や具体的な事情、適用される法令に注意が必要です。
Q15.入店後に掛け持ち禁止へ変更できますか?
変更の内容や契約条件によって問題が生じる場合があります。事前の確認と丁寧な説明が必要です。
Q16.業務委託なら掛け持ちを自由に禁止できますか?
いいえ。制限の合理性や契約の実態などによって判断が異なります。
Q17.掛け持ちと顧客情報の持ち出しは同じ問題ですか?
異なります。顧客情報の管理は、掛け持ちの有無にかかわらず適切に行う必要があります。
Q18.掛け持ちしているセラピストの出勤管理は難しいですか?
出勤予定の確定方法や変更時の連絡ルールを整えることで、管理しやすくなる場合があります。
Q19.掛け持ちに関するルールは求人に掲載するべきですか?
応募者との認識の違いを防ぐため、重要な条件は募集段階で明示することが望ましいでしょう。
Q20.掛け持ちを認めるかどうかで最も重要なことは何ですか?
店舗が守りたい利益を明確にし、セラピスト本人の収入や働き方、契約上の妥当性とのバランスを考えることです。
13.まとめ|同じエリアの掛け持ちは店舗にもセラピストにもデメリットがある
メンズエステの掛け持ちを認めるべきかどうかに、すべての店舗に共通する正解はありません。
しかし、同じエリアの競合店との掛け持ちには、店舗側だけでなく、セラピスト本人にもデメリットが生じる可能性があります。
特に注意したいのが、同じセラピストが複数店舗に在籍していることをお客様が知った場合、料金の安い店舗へ予約が流れる可能性があるという点です。
その結果、店舗が予約機会を失うだけでなく、報酬条件によってはセラピスト本人の手取りが減ることも考えられます。
一方、異なるエリアでの掛け持ちは、直接的な競合が起こりにくい場合があり、採用の選択肢を広げることにもつながります。
そのため、同じエリアでは一定の制限を検討し、別エリアでは掛け持ちを認めるという考え方には、運営上の合理性があります。
ただし、エリアによる制限が常に適切とは限りません。
契約形態や制限の範囲、セラピストへの影響などを確認する必要があります。
また、掛け持ちを禁止したからといって、出勤が増えたり、予約が安定したりするとは限りません。
大切なのは、掛け持ちを禁止すること自体を目的にしないことです。
店舗の集客力や予約受付、報酬条件、働きやすさを整え、セラピストから選ばれる店舗を目指すことが、長期的な運営の安定につながります。
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