「採用したときはたくさん出勤してくれていたのに、最近シフトを出してくれない」
「在籍人数は多いはずなのに、実際に出勤しているセラピストはいつも同じ」
「来月のシフトを聞いても、なかなか返事が来ない」
メンズエステを経営していると、このような悩みが出てくることがあります。
求人を出して、面接をして、ようやく採用したセラピスト。
それなのに数週間、数か月すると出勤頻度が減り、気付けばほとんどシフトが出なくなっている。
店舗側からすると、
「自由出勤だから仕方ない」
「ほかの店と掛け持ちしているのかもしれない」
「本人が忙しいだけでは?」
と考えてしまうかもしれません。
もちろん、本業や学校、プライベートなど店舗側ではどうにもできない事情もあります。
しかし、複数のセラピストで同じように出勤頻度が落ちているのであれば、一度店舗側の運営も見直してみたいところです。
セラピストは「在籍した店にずっと出勤し続ける」とは限りません。
自由出勤や掛け持ちが可能な働き方であれば、
「今週はどの店舗に出勤しよう?」
と、その都度選ぶこともできます。
つまり店舗は、お客様から選ばれるだけでなく、セラピストからも「ここに出勤したい」と選ばれる必要があります。
今回は、セラピストのシフトが徐々に減っている店舗で見直したいポイントについて解説します。
■「在籍人数」だけ見て安心していませんか?
店舗サイトに、
在籍30名。
在籍40名。
と表示されていても、実際に毎週安定して出勤している人数が少なければ、店舗の営業力としては十分とは言えません。
店舗運営で重要なのは、
「何人在籍しているか」
だけではなく、
「何人が継続して出勤してくれているか」
です。
例えば30人在籍していても、一週間の出勤表にいつも同じ5人しかいない店舗。
一方で15人在籍でも、その多くが毎週安定してシフトを出してくれる店舗。
お客様から見た「選べるセラピストの数」には、大きな違いが出ます。
求人によって新しいセラピストを採用することはもちろん重要です。
しかし、
採用
↓
初出勤
↓
数回出勤
↓
シフトが減る
↓
ほぼ出勤しなくなる
↓
また求人を出す
という状態を繰り返しているのであれば、採用数を増やすだけでは根本的な解決にならない可能性があります。
■セラピストは「どの店に出勤するか」を選んでいる
自由出勤の店舗では、セラピストが自分で出勤日を決めることができます。
掛け持ちをしているセラピストなら、
A店
B店
C店
の中から、どこに何日出勤するかを考えることもあるでしょう。
そのとき、
「A店は予約が入りやすい」
「B店はスタッフが対応しやすい」
「C店は待機が長い」
という経験が積み重なれば、当然その後のシフトにも影響します。
店舗側は、
「うちに在籍しているセラピスト」
と考えがちですが、セラピスト側からすると、
「自分が働く場所の選択肢の一つ」
である場合もあります。
一度採用したからといって、その後も自動的に出勤してくれるわけではありません。
■一番分かりやすいのは「稼げるかどうか」
セラピストが出勤先を選ぶうえで、やはり大きいのが収入です。
同じ6時間を使うなら、
予約が1件しか入らない店舗より、
3件、4件と予約が入る店舗へ出勤したい。
そう考えるのは自然です。
だからといって、毎回満了にしなければセラピストが辞めるという話ではありません。
予約には波があります。
暇な日もあれば、忙しい日もあります。
重要なのは、
「この店に出勤すれば予約が入る可能性がある」
と思ってもらえるかどうかです。
何度シフトを出しても予約ゼロ。
何時間待っても一本だけ。
その状態が繰り返されれば、
「次は別の店に出てみようかな」
となる可能性があります。
■予約が入っていても「拘束時間の割に稼げない」ことがある
前回の記事でも触れましたが、予約本数だけを見るのではなく、予約の組み方も重要です。
例えば4件予約が入っていたとしても、
予約
↓
40分待機
↓
予約
↓
30分待機
↓
予約
↓
50分待機
↓
予約
という状態では、セラピストの拘束時間は長くなります。
必要なインターバルや本人が希望する休憩はもちろん必要です。
しかし、受付の予約の取り方によって不要な空き時間が発生しているのであれば、改善できる可能性があります。
同じ4件でも、必要なインターバルを挟みながらきれいにつながっている方が、セラピストは効率よく働けます。
セラピストにとっての「稼ぎやすさ」は、バック率だけではありません。
出勤した時間をどれだけ有効に使えるかも重要です。
■高バックなのに出勤が増えない理由
求人では、
「高バック!」
を大きくアピールする店舗も多いでしょう。
もちろんバック設定は重要です。
しかし、バック率だけ高ければセラピストが定着するとは限りません。
例えば、
バックは高いけれど一日1件しか予約が入らない店舗。
バックは少し違っても一日を通して安定して予約が入る店舗。
実際に持ち帰れる金額を考えれば、後者を選ぶセラピストもいるでしょう。
また、
「高バックだけど待機時間が長い」
「高バックだけどスタッフとのやり取りが面倒」
「高バックだけど客層に不安がある」
という場合もあります。
求人条件だけでは分からない「実際に働いたときの感覚」が、その後のシフト提出につながります。
■フリー客がいつも同じセラピストに偏っていない?
セラピストの稼ぎやすさを考えるなら、フリー客の振り分けも見直したいポイントです。
お客様から、
「誰でもいいです」
と言われたフリー予約。
そのたびに、
「この子が人気だから」
「この子なら安心だから」
と、同じセラピストばかりに案内していないでしょうか。
人気セラピストには、
本指名。
姫予約。
リピーター。
がすでに付いていることもあります。
そこへフリー予約まで集中すれば、さらに予約が増えます。
一方で、新人やまだ本指名が少ないセラピストには接客機会が回ってきません。
接客機会がなければ、本指名につながるきっかけも作れません。
結果として、
人気の子はさらに予約が増える。
予約が少ない子はさらに出勤しなくなる。
という差が広がる可能性があります。
もちろん、単純な順番制にすればいいという話ではありません。
出勤時間。
現在の予約数。
待機時間。
退勤時間。
その後の予約。
お客様から提示された条件。
新人かどうか。
こうした状況を見ながら、店舗全体としてバランスを取ることが大切です。
■新人を採用して「出勤表に載せただけ」になっていない?
新人セラピストについては特に注意したいところです。
採用してプロフィールを公開。
初出勤日を掲載。
それで終わり。
あとは予約が入るのを待つ。
これでは、新人が埋もれてしまうことがあります。
新人はまだ本指名も姫予約もありません。
既存のお客様から名前を知られていないこともあります。
そのため、
プロフィールをしっかり作る。
出勤告知をする。
店舗SNSで紹介する。
フリー客を適切に案内する。
電話問い合わせで条件が合えば紹介する。
など、最初の接客機会を店舗側が作ることも重要です。
せっかく出勤しても予約ゼロが続けば、
「この店では稼げなさそう」
と思われても不思議ではありません。
■ただし「誰でもいいから付ければいい」でもない
予約を付けたいからといって、どんなお客様でも新人へ案内すればいいわけではありません。
以前の記事でも触れましたが、特に初出勤や出勤回数が少ない時期のお客様は、その店舗への印象を大きく左右します。
店舗側が過去にトラブルを把握しているお客様。
ほかのセラピストから対応について相談が出ているお客様。
店舗ルールを守らないお客様。
こうしたお客様を、
「新人が空いているから」
という理由だけで案内するのは慎重に考えたいところです。
予約を一本付けることだけではなく、
「またこの店舗に出勤したい」
と思ってもらうところまで考える必要があります。
■客層も「出勤したい店」を左右する
セラピストが店舗を選ぶ理由は予約数だけではありません。
安心して接客できるかどうかも重要です。
NG客の情報が共有されている。
トラブルが起きたときに店舗が対応してくれる。
無断キャンセルを繰り返すお客様へのルールがある。
店舗ルールを守らないお客様を放置しない。
こうした対応がある店舗なら、セラピストも安心して出勤しやすくなります。
反対に、
「何かあっても店は何もしてくれない」
という印象を持たれると、シフトにも影響する可能性があります。
お客様を大切にすることと、セラピストを守ることは両立できます。
■スタッフとのやり取りがストレスになっていない?
予約が入るたびにセラピストへ連絡する。
出勤確認をする。
予約変更を伝える。
キャンセルを伝える。
店舗運営では、セラピストとの連絡が頻繁に発生します。
このやり取りが、
連絡が遅い。
情報が分かりにくい。
人によって言うことが違う。
予約変更が共有されない。
何度も同じ確認をされる。
という状態になると、セラピストにとって小さなストレスになります。
一つ一つは些細でも、それが毎回続けば、
「この店とのやり取り、面倒だな」
という印象につながる可能性があります。
以前の記事で取り上げた、
「予約聞いてないんだけど!」
という状態も、その一例です。
予約受付と情報共有は、セラピストとの信頼関係にも関係しています。
■シフトを出したのに反映が遅い
セラピストが出勤希望を送ったのに、
サイトへの反映が翌日。
さらに翌日。
店舗SNSでも告知されない。
これでは、せっかく出勤を出しても予約につながる時間が短くなります。
特に数日前にシフトを出すセラピストの場合、掲載が遅れるほど集客できる期間も短くなります。
出勤希望を受け取ったら、できるだけ早く反映する。
変更があれば修正する。
出勤情報をきちんとお客様へ届ける。
基本的なことですが、
「シフトを出しても店舗が動いてくれない」
と思われないことも大切です。
■「暇なら早上がりでいいよ」が続いていない?
予約が少ない日に、
「今日は暇だから上がっていいよ」
と伝えることもあるでしょう。
セラピスト本人が帰りたい場合なら問題ありません。
しかし、
出勤する
↓
予約が入らない
↓
早上がり
↓
次も予約が入らない
↓
また早上がり
という状態が続けば、
「そもそもこの店にシフトを出す意味ある?」
となってしまうことがあります。
店舗側としては悪意なく、
「暇なのに待たせるのは申し訳ない」
と思っていても、セラピストが本当は最後まで予約を待ちたい場合もあります。
本人の希望を確認することが大切です。
■シフト提出を急かしすぎていない?
店舗としては、早めに出勤予定を確定したいところです。
お客様への告知。
予約受付。
ルーム調整。
広告。
さまざまな面で、早くシフトが分かる方が運営しやすくなります。
ただし自由出勤を掲げているのに、
「来月のシフトまだ?」
「いつ出れる?」
「もっと出れない?」
と何度も連絡すれば、負担に感じる人もいるでしょう。
シフト提出のルールを分かりやすくする。
提出期限があるなら事前に共有する。
必要以上に個別催促を繰り返さない。
店舗側が管理しやすい仕組みを作ることも大切です。
■出勤が減ったとき、いきなり責めない
以前は週3日出勤していたセラピストが、最近は週1日。
さらに月2回。
店舗側としては、
「なんで出勤してくれないの?」
と思うかもしれません。
しかし、そこでいきなり責めるような連絡をすると、さらに距離ができる可能性があります。
まずは、
最近予約が少なかったのか。
嫌なお客様が続いたのか。
スタッフ対応で困ったことがあったのか。
本人の生活が変わったのか。
他店への出勤が増えたのか。
原因はさまざまです。
すべて店舗側に原因があるとは限りません。
だからこそ、決めつけるのではなく、
「最近どう?」
「働きづらいところない?」
くらいから状況を聞く方が、本当の理由を把握しやすくなります。
■他店の方が稼げるなら、シフトが移るのは自然
掛け持ちしているセラピストの場合、店舗同士は比較されます。
同じ6時間出勤して、
A店では平均3〜4件。
B店では平均1〜2件。
条件が大きく変わらなければ、A店へ出勤を増やすのは自然です。
これは「店への愛着がない」という話ではありません。
仕事として考えれば合理的です。
だから店舗側も、
「うちを優先して」
と求めるだけではなく、
「うちに出勤するメリットを作れているか」
を見る必要があります。
■予約数だけでなく「出勤した日の体験」を見る
セラピストが次回も出勤するかどうかは、一日の売上だけで決まるとは限りません。
予約はどうだったか。
待機時間は長くなかったか。
スタッフの連絡はスムーズだったか。
嫌なことはなかったか。
ルームは使いやすかったか。
備品は揃っていたか。
予約変更は正しく共有されたか。
こうした一日の経験が積み重なって、
「またここに出よう」
「次は別の店にしよう」
という判断につながります。
店舗は、お客様の来店体験だけではなく、
「セラピストの出勤体験」
も考えてみる必要があります。
■「在籍している」より「出勤してくれる」が重要
求人で応募が来る。
面接する。
採用する。
プロフィールを掲載する。
ここまで進むと、一人採用できたように見えます。
しかし、実際に出勤してくれなければ予約を受けることはできません。
だからこそ店舗経営では、
応募数。
採用数。
在籍人数。
だけではなく、
継続出勤率。
一人あたりの出勤日数。
初出勤から2回目につながった割合。
などを見ることも重要です。
「求人は来ているのに、いつも人が足りない」
という店舗では、採用後の定着に問題がないか確認してみましょう。
■出勤が減る「小さなサイン」を見逃さない
突然、
「もう辞めます」
と言われるケースもあります。
しかし、その前に少しずつ変化が出ていることもあります。
例えば、
以前よりシフト提出が遅くなった。
出勤日数が減った。
短時間出勤が増えた。
早上がりを希望するようになった。
他店舗の話をするようになった。
店舗からの連絡への返信が遅くなった。
もちろん、これだけで退店を決めているとは限りません。
ただ、複数の変化が続いているなら、一度コミュニケーションを取ってみるきっかけにはなります。
■店舗スタッフが忙しすぎることもセラピスト対応に影響する
オーナーや店舗スタッフが、
予約電話。
LINE対応。
求人。
広告。
シフト管理。
セラピスト連絡。
売上管理。
などをすべて抱えていると、どうしても一つ一つの対応が雑になりやすくなります。
予約電話が鳴っている。
別のお客様からLINEが来ている。
その間にセラピストから相談が来る。
結果、
返信が遅れる。
共有を忘れる。
フォローできない。
ということもあります。
「セラピストを大切にしたい」
と思っていても、単純に時間が足りないこともあります。
■電話受付を外へ任せて、店舗運営の時間を作る方法もある
すべての業務をオーナー自身で抱える必要はありません。
例えば電話受付を外部へ任せることで、
セラピストとのコミュニケーション。
求人。
店舗改善。
広告。
売上分析。
など、オーナーが本来時間を使いたい仕事へ集中しやすくなります。
LoveWellでは、メンズエステ店舗様の電話受付をサポートしています。
・予約問い合わせ対応
・セラピストへの連絡対応
・グループLINEでのリアルタイム共有
・SMSでの予約情報送信
など、予約受付に関する業務を対応しています。
電話代行は、
「電話に出る人がいないから使う」
だけではありません。
店舗スタッフの業務量を減らし、セラピスト対応や店舗運営へ時間を使うために活用する方法もあります。
■セラピストが出勤したくなる店舗を作る
セラピストにシフトを出してもらうために、
「もっと出勤して」
とお願いするだけでは根本的な解決にならないことがあります。
大切なのは、
「この店なら出勤したい」
と思える理由を作ることです。
予約が入りやすい。
予約の組み方が上手い。
不要な待機時間が少ない。
フリー客が適切に振り分けられる。
新人でも接客機会を作ってもらえる。
客層に不安が少ない。
困ったとき店舗が対応してくれる。
連絡がスムーズ。
出勤情報をすぐ掲載してくれる。
こうした一つ一つの積み重ねが、店舗への印象を作ります。
■まとめ|採用した後こそ店舗運営が始まる
メンズエステ経営では、セラピストを採用することに意識が向きやすくなります。
しかし、本当に重要なのは、
採用したセラピストが継続して出勤してくれることです。
「最近シフトを出してくれない」
と感じたとき、
本人の事情だけでなく、店舗側にも見直せる部分がないか確認してみましょう。
予約は付いているか。
拘束時間の割に稼げる予約表になっているか。
フリー客が偏っていないか。
新人を埋もれさせていないか。
客層に問題はないか。
トラブル時に店舗が対応しているか。
スタッフとのやり取りはスムーズか。
シフトを出したらすぐ反映しているか。
セラピストは、お客様を施術するためだけの「人員」ではありません。
一人ひとりが、
「今日はどこで働こう」
と選ぶ側でもあります。
在籍人数を増やすだけではなく、
「またこの店に出勤したい」
と思ってもらえる店舗を作る。
それが、安定した出勤人数と予約受付につながり、結果として店舗の売上にもつながっていきます。
メンズエステの電話代行・店舗運営のご相談はLoveWellへ
LoveWellでは、メンズエステ電話代行をはじめ、店舗売買、コンサルティング、開業支援など、店舗運営に関するさまざまなサポートを行っています。
「予約受付に追われてセラピスト対応まで手が回らない」
「店舗運営の業務を整理したい」
「電話受付を外部へ任せたい」
「セラピストが働きやすい店舗運営を考えたい」
といったオーナー様も、お気軽にお問い合わせください。
メンズエステ電話代行・店舗売買
ラブウェル合同会社
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