「最近は閑散期だから仕方ない」
予約が少なくなったとき、メンズエステ業界ではこんな言葉を耳にすることがあります。
もちろん、時期によって新規のお客様の動きに変化が出ることはあります。
しかし、本当にすべての店舗・すべてのセラピストが同じように暇になるのでしょうか。
予約が少ない時期でも、本指名のお客様で予定が埋まっているセラピストはいます。
店舗単位でも、リピーターが安定して来店している店であれば、新規客の動きだけに売上を左右されにくくなります。
だからこそ、
【閑散期だから売れない】
で終わらせるのではなく、
【新規客の動きが鈍いときでも選ばれる店舗をどう作るか】
を考えることが大切です。
その鍵になるのが、
【リピーター】
【セラピスト】
【スタッフ】
【店舗全体の仕組み】
です。
■「閑散期=全員暇」ではない
同じエリア、同じ時期でも、予約状況は店舗やセラピストによって異なります。
新規のお客様を中心に売上を作っている場合、新規問い合わせが減れば、その影響を受けやすくなります。
一方、
・定期的に来店するお客様がいる
・本指名を持つセラピストが複数いる
・店舗そのものを気に入っているお客様がいる
という状態なら、新規集客だけに依存する必要はありません。
予約が少なくなったときに、
「今は閑散期だから」
と考えるだけではなく、
【自店は新規客にどの程度依存しているのか】
を一度見直してみる必要があります。
■結局強いのは「また来てくれるお客様」がいる店
広告を掲載する。
SNSを更新する。
ブログを書く。
キャンペーンを実施する。
新規のお客様を呼ぶための施策はいろいろあります。
もちろん、新規集客は必要です。
しかし、
【毎月、新しいお客様を集め続けなければ売上を維持できない】
という状態では、広告や市場の動きにも影響されやすくなります。
そこで重要になるのがリピーターです。
一度来店したお客様に、
「またこのセラピストに会いたい」
「またこの店舗を利用したい」
と思ってもらい、2回目、3回目の利用につなげていく。
【新しいお客様を何人集めたか】
だけではなく、
【来店したお客様がどれだけ戻ってきているか】
にも目を向けたいところです。
■リピーターを作るのはセラピストだけではない
メンズエステでリピーターを作るうえで、セラピストの存在はもちろん重要です。
施術。
接客。
会話。
距離感。
清潔感。
気遣い。
そして、
「また会いたい」
と思ってもらえる本人ならではの魅力。
セラピスト本人の力が大きいことは間違いありません。
しかし、
【リピーターづくりをすべてセラピスト任せにする】
という考え方では、店舗としてできることを見落としてしまいます。
お客様が体験するのは施術時間だけではありません。
問い合わせ。
予約。
来店前の案内。
出勤情報。
施術。
次回の予約。
こうした一連の体験すべてが、その店舗への印象につながります。
■セラピストが良くても店舗対応でマイナスを作らない
せっかくお気に入りのセラピストができても、
・問い合わせへの対応が遅い
・予約内容を間違える
・出勤情報が更新されていない
・予約変更が正しく伝わっていない
・スタッフの案内が雑
・セラピストへの情報共有ができていない
といったことが続けば、お客様にとって利用しやすい店舗とは言えません。
反対に、
「その時間は満了ですが、少し遅い時間ならご案内できます」
「○○さんは次回△日に出勤予定です」
など、スタッフが状況を把握して案内できれば、再来店もしやすくなります。
【良いセラピストを揃えること】
だけでなく、
【そのセラピストへお客様が戻ってきやすい環境を作ること】
も店舗側の仕事です。
■人気セラピストがいる=強い店舗、とは限らない
予約が常に埋まっている人気セラピストがいる。
これは店舗にとって大きな強みです。
しかし、
【その一人だけが売れている】
という状態には注意が必要です。
例えば、
Aさんは毎回予約満了。
一方、ほかのセラピストには空きが多い。
店舗売上の大きな割合をAさんが作っている。
一見すると繁盛しているように見えます。
しかし、その状態でAさんが、
・退店する
・別店舗へ移籍する
・出勤を減らす
・長期間休む
となったらどうでしょうか。
Aさんを目当てに来店していたお客様まで一緒に離れてしまう可能性があります。
つまり、
【店舗の売上が一人のセラピストへ集中している状態】
でもあります。
■人気の一極集中は経営上のリスクになる
人気セラピストがいること自体は、もちろん良いことです。
問題なのは、
【その人がいなければ売上を作れない店舗】
になってしまうことです。
理想は、
【セラピスト個人にファンがいる】
と同時に、
【店舗そのものにもファンがいる】
状態です。
「Aさんが好きだからこの店へ行く」
だけではなく、
「Aさんが好きだけど、この店ならほかのセラピストも利用してみたい」
と思ってもらえる。
こうした関係を作ることができれば、特定のセラピストだけに依存しにくくなります。
■人気セラピストが満了したときも店舗側にできることがある
例えば、
「Aさん、今日空いていますか?」
という問い合わせが入ったとします。
Aさんはすでに満了。
そこで、
「本日は空いていません」
だけで終了すれば、そのお客様は別の店舗へ行ってしまうかもしれません。
一方で、
「Aさんは本日満了ですが、同じ時間ならBさんをご案内できます」
「施術がお好きでしたらBさんもおすすめです」
など、別の選択肢を案内することはできます。
もちろん、
「Aさん以外は考えていない」
というお客様へ無理に別のセラピストを勧める必要はありません。
ただし、
【人気セラピストが満了=そのお客様の予約は取れない】
と最初から決める必要もありません。
そのためにも、スタッフが在籍セラピストそれぞれの特徴を把握しておくことが重要です。
■売れているセラピストの「理由」を考える
人気セラピストがいるなら、
「この子は売れるから任せておこう」
だけで終わらせるのは、少しもったいないかもしれません。
なぜリピーターが多いのか。
なぜ本指名につながっているのか。
どのような部分がお客様から評価されているのか。
店舗側でも考えてみる価値があります。
もちろん、
・容姿
・キャラクター
・会話の相性
・本人独自の雰囲気
など、ほかのセラピストがそのまま再現できない魅力もあります。
しかし、
・施術の流れ
・時間配分
・お客様への気遣い
・接客の基本
・初回のお客様への対応
・リピーターへの対応
など、共有できる部分もあります。
■売れているセラピストに講習をお願いするのも一つ
本人の了承が得られるのであれば、人気セラピストに講習をお願いする方法もあります。
新人セラピストや、まだ本指名が少ないセラピストへ、
「施術で何を意識しているのか」
「お客様への声掛けで気をつけていることは何か」
「初回のお客様にはどう接しているのか」
「施術時間をどう組み立てているのか」
などを共有してもらいます。
目的は、
【人気セラピストのコピーを作ること】
ではありません。
本人が持っているノウハウの中から、
【ほかのセラピストにも活かせる部分を店舗全体へ共有すること】
です。
■講習を頼むなら「仕事」としてきちんと評価する
ここで注意したいのが、
「売れているんだから新人にも教えてあげて」
と当然のように負担を増やさないことです。
人気セラピスト本人にも、自分の予約や接客があります。
店舗のために講習まで担当してもらうのであれば、
・講習時間を確保する
・講習料を設定する
・教育担当として評価する
など、追加の役割に対して店舗側も配慮したいところです。
売上を作ってくれているセラピストを大切にすることも、店舗経営では重要です。
■新人を「採用して終わり」にしない
求人広告を掲載する。
応募が来る。
面接する。
採用する。
初出勤する。
ここまで来ると、店舗側としては一仕事終わったように感じるかもしれません。
しかし、本当に重要なのはその後です。
せっかく入店しても、予約がまったく入らなければ、
「この店では稼げない」
と感じ、早期退店につながる可能性があります。
店舗側でも、
・プロフィールを整える
・魅力が伝わる写真を準備する
・新人として告知する
・出勤情報を正しく掲載する
・問い合わせ時に案内できるよう共有する
・接客や施術についてフォローする
など、売れるための土台を作ることが必要です。
■「売れない子」で片付ける前に店舗側も確認する
予約が少ないセラピストがいたとき、
「この子は人気がない」
と判断するのは簡単です。
しかし、その前に確認したいことがあります。
プロフィールは魅力的に作られているか。
写真は本人の良さが伝わるものになっているか。
出勤情報は正しく更新されているか。
お客様へ存在を案内できているか。
本人が改善点を知る機会はあるか。
新人なのに、何の告知もせず埋もれていないか。
セラピスト本人の努力だけではなく、
【店舗がそのセラピストをどう売り出しているか】
も確認する必要があります。
■スタッフは「予約を取る人」だけではない
店舗スタッフの役割も重要です。
予約を登録する。
出勤情報を更新する。
問い合わせに対応する。
もちろん、これらも必要な仕事です。
しかし、それだけではありません。
「このお客様なら、どのセラピストが合いそうか」
「新人をどう知ってもらうか」
「特定のセラピストだけに予約が集中していないか」
「人気セラピストが満了したとき、別の案内ができないか」
など、
【店舗全体を見る視点】
も重要です。
良いセラピストが在籍していても、その魅力がお客様へ伝わらなければ予約にはつながりません。
セラピストとお客様をつなぐ部分も、スタッフの重要な役割です。
■暇だから「とりあえず値下げ」だけでいい?
予約が減ると、
「クーポンを出そう」
「値下げしよう」
と考えることもあるでしょう。
もちろん、キャンペーンや価格施策が有効な場合もあります。
しかし、
【値下げで新規客を集める → 一度利用して終わる】
を繰り返しているだけでは、また次の新規客を集め続けなければなりません。
だからこそ、
【どうやって来てもらうか】
と同時に、
【どうやってもう一度来てもらうか】
まで考えることが大切です。
■予約が少ない時期こそ見直せることがある
予約に余裕がある時期だからこそ、普段後回しになっている部分を確認することもできます。
例えば、
・セラピストごとのリピート状況
・人気の偏り
・プロフィール
・写真
・新人セラピストの育成
・講習体制
・スタッフの案内方法
・予約導線
・出勤情報
・広告内容
・既存客への案内
などです。
単に、
【閑散期をどう乗り切るか】
だけではなく、
【次に忙しくなったとき、今より強い店舗になっているか】
という視点で改善していきます。
■目指したいのは「誰か一人が売れる店」ではなく「店全体が強い状態」
人気セラピストがいることは、大きな強みです。
そのセラピストがたくさんのリピーターを持っているなら、それ自体は素晴らしいことです。
しかし、店舗経営として安定性を考えるのであれば、
【一人の人気に依存しすぎないこと】
も重要になります。
人気セラピストから共有できるノウハウは共有する。
新人を育てる。
まだ知られていないセラピストの魅力を発信する。
スタッフが在籍セラピストの特徴を把握する。
満了時には別の選択肢も案内する。
そして、一度来店してくれたお客様に、また店舗を選んでもらう。
そうすることで、
【個人の人気】
を、
【店舗全体の強さ】
へつなげていくことができます。
■まとめ
「閑散期だから予約が少ない」
それだけで終わらせてしまうと、店舗側で改善できる部分まで見えなくなってしまいます。
時期によって新規のお客様の動きが変わることはあっても、本指名やリピーターを持っているセラピストまで一律に暇になるとは限りません。
だからこそ大切なのが、
【リピーターを増やすこと】
です。
そして、リピーターづくりはセラピストだけの仕事ではありません。
セラピストが「また会いたい」と思われるサービスを提供する。
スタッフが予約・案内・情報共有を支える。
店舗がセラピストを育成し、それぞれの魅力をお客様へ届ける。
さらに、一人の人気セラピストだけに売上を集中させず、店舗全体でリピーターを増やしていく。
目指したいのは、
【人気セラピストがいるから売れる店】
だけではなく、
【人気セラピストが辞めても営業基盤が崩れない店】
です。
予約が少ないときこそ「閑散期だから」で片付けず、セラピスト・スタッフ・店舗の3方向から運営を見直してみてはいかがでしょうか。
メンズエステ電話代行・店舗売買
ラブウェル合同会社
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